<米国株情報>アップルは軟調、円高などの影響で第1四半期業績は減収減益に

株式

2023/2/3 11:32

 アップルは2日の時間外取引で、日中終値比3.24%安の145.94ドルと軟調に推移した。同日引け後に発表した23年9月期第1四半期(22年10-12月)の決算を発表。売上高は前年同期比5.5%減の1171億5400万ドル、純利益は同13%減の299億9800万ドル、希薄化後の1株当たり利益(EPS)は同10%減の1.88ドルとなり、売上高、EPSともに市場予想を下回った。急激なドル高や景気後退の悪影響を受けた。

 アップルにとって減収は19年以来3年ぶり。急速なドル高の進行などの影響を受けており、ティム・クックCEO(最高経営責任者)は、「コスト抑制のため、雇用を削減している」と述べた。

 項目別の売上高は、主力の「iPhone」が前年同期比8%減の657億7500万ドル、音楽配信サービスやデータ共有サービスなどのサービス部門は同6%増の207億6600万ドル、「マックPC」は同29%減の77億3500万ドル、「アップル・ウォッチ」などその他製品は同8%減の134億8200万ドルとなった。対照的に、「iPad」は同30%増の93億9600万ドルと増収だった。

 地域別では、米国が前年同期比4%減の492億7800万ドル、欧州は同7%減の276億8100万ドル、中国(台湾と香港を含む)は同7%減の239億0500万ドル、日本は同5%減の67億5500万ドル、日本を除いたアジア太平洋は同3%減の95億3500万ドルだった。

 第2四半期(1-3月)の業績予想は開示していない。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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