6日の東京株式市場見通し=買い先行後に上値の重い展開か

国内市況

2023/2/6 7:48

 予想レンジ:2万7500円-2万7750円(3日終値2万7509円46銭)

 6日の東京株式は、買い先行後に上値の重い展開か。朝方は、日銀次期総裁を巡る報道で円安・ドル高が進行した流れを受け、買いが先行しよう。政府が日本銀行の黒田東彦総裁の後任人事について、雨宮正佳副総裁に就任を打診したと伝わり、現行の金融緩和策が延長される可能性が高い人選と受け止められ、円売り・ドル買いが進み、輸出関連株中心に上昇する可能性がある。ただ、前週末の米国株式市場では、主要3指数が下落。市場予想より強い米1月雇用統計を受け、早期の米利上げ停止観測が後退し、ハイテク株中心に軟調だったことで、次第に重しとして意識されそうだ。

 外国為替市場では、ドル・円が一時1ドル=132円台半ば(前週末3日の東京市場午後5時時点で128円59-62銭)、ユーロ・円が一時1ユーロ=142円台後半(同140円16-20銭)と円安が進んでいる。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末3日の大阪取引所清算値比130円高の2万7620円だった。

6日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・11:00 1月車名別・通称名別新車販売

・決算発表=日清食HD<2897.T>、アステラス薬<4503.T>、エーザイ<4523.T>、JFEHD<5411.T>、住友商<8053.T>、オリックス<8591.T>

【海外】(時間は日本時間)

・決算発表=オン・セミコンダクター

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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