冶金工が大幅安で3日続落、23年3月期第3四半期累計好調も材料出尽くし感

株式

2023/2/6 15:33

 日本冶金工業<5480.T>が大幅安で3日続落。3日引け後の決算発表で、23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の連結業績は好調な推移を示したが、いったん材料出尽くしの様子。株価は前週末比440円安の4120円を付けた。

 23年3月期第3四半期累計は、売上高1500億円(前年同期比45.1%増)、営業利益231億円(同2.0倍)。戦略分野である高機能材について、米国の住宅着工件数の減少などから家電製品向けシーズヒーターやバイメタル等の耐久消費財分野は調整局面が継続する一方、中国での太陽光発電向けなど再生可能エネルギー分野は堅調に推移。生産性向上、原料・資材価格や燃料・電力価格の上昇に見合ったロールマージンの確保、および徹底したコストダウンの継続により大幅な増収増益を達成した。

 これを踏まえつつ、会社側は23年3月期の業績予想を据え置いたが、第4四半期(23年1-3月)の営業利益は計算上39億円(前年同期比50.2%増)にとどまり、第3四半期(22年10-12月)の104億円(同2.2倍)から大幅に減少することとなる。

 6日の終値は、前日比250円安の4310円。

提供:モーニングスター社

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