日経平均は93円高、円安支えに買い先行

 7日午前10時時点の日経平均株価は前日比93円03銭高の2万7786円68銭。朝方は、一時1ドル=132円台後半までの円安・ドル高を支えに買いが先行し、前場の早い段階で2万7814円96銭(前日比121円31銭高)まで値を上げた。いったん伸び悩んだが、下値は限定され、その後はもみ合い商状となっている。

 業種別では、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株が堅調。川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>などの海運株や、オリックス<8591.T>、全国保証<7164.T>などのその他金融株も高い。T&DHD<8795.T>、MS&AD<8725.T>、第一生命HD<8750.T>などの保険株も買われている。デサント<8114.T>、オンワードH<8016.T>などの繊維製品株も物色されている。

 半面、JFEHD<5411.T>、日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株が下落。住友鉱<5713.T>、大阪チタ<5726.T>、邦チタ<5727.T>などの非鉄金属株も軟調。住友不<8830.T>、三井不<8801.T>、東建物<8804.T>などの不動産株も安い。

 個別では、TOB(株式公開買い付け)対象の岩崎電気<6924.T>(監理)がストップ高カイ気配となり、ケミコン<6997.T>、竹本容器<4248.T>などが値上がり率上位。半面、ティラド<7236.T>、ヤマシンF<6240.T>、シグマクシス<6088.T>などが値下がり率上位。

提供:モーニングスター社

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