香港の不動産管理企業・希慎興業、22年12月期通期は赤字転落見込み

サーチナ

中国株

2023/2/8 9:09

 香港の不動産管理企業、希慎興業<ハイサン・デベロプメント>(00014/香港)が2月3日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、赤字に転落する見込みであることを明らかにした。

 業績予告によれば、22年12月期の会社株主に帰属する純損益は12億香港ドルの赤字で、13億8300万香港ドルの黒字だった前期から赤字に転落した。赤字転落の主な要因について同社は、投資不動産の公正価値評価損が前期の7億2000万ドルから当期は32億5000万ドルにまで膨らんだことを挙げている。一方で、キャッシュフローに影響のない損失であり、会社残帯の財務状況は安定状態を保っているとした。

 同社は1981年に香港メインボードに上場した。香港の繁華街、銅鑼湾を中心にオフィスビル、商業施設、住宅の不動産管理を手掛けており、管理物件の総面積は約42万平方メートルを誇る。21年12月期の売上高は36億800万香港ドル(前期比2.7%減)、純損益は13億8300万ドルの黒字(前期は25億4700万ドルの赤字)。22年1〜6月期の売上高は17億7700万ドル(前年同期比3.1%減)、純損益は7100万ドルの黒字(同86.3%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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