発電設備大手の哈爾濱電気、22年12月期は前期約41億元の赤字から黒字化の見込み

サーチナ

中国株

2023/2/8 9:19

 中国の発電設備製造大手、哈爾濱電気<ハルビン・エレクトリック>(01133/香港)が2月6日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、純損益が黒字化する見通しを示した。

 業績予告によれば、22年12月期の親会社株主に帰属する純損益は約1億人民元の黒字で、約41億4200万元の大幅な赤字だった前期から一気に黒字転換する見込みだ。黒字転換の主な要因について同社は、会社の柱となる能力を絶えず強化し、質と効率の向上を強化しつつ、重大プロジェクトを推進したほか、国際工事プロジェクトのマネジメントとコストのコントロールを実施したこと、また、原材料の価格変動に対する有効な措置を積極的に講じたことなどが奏功し、収益性が顕著に上昇したと説明している。

 同社は1994年設立の国有企業で、中国国内トップクラスの発電設備メーカー。火力発電設備を中心に、水力、原子力などの発電設備および付帯製品を製造し、中国国内で販売するほかに、アジア、アフリカ、欧州、南北米の50あまりの国・地域に輸出している。また、国内外で火力、風力、水力の各発電設備および電力輸送、変電設備建設の請負事業も手掛けている。

 21年12月期の売上高は212億2531万元(前期比10.67%減)、親会社株主に帰属する純損益は41億4244万元の赤字(同568.94倍の赤字増)。22年1〜6月期の売上高は118億7228万元(前年同期比0.47%減)、親会社株主に帰属する純損益は5183万元の黒字(同50.37%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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