日経平均は119円程度安、売り先行後も軟調推移=9日前場

 9日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比119円程度安い2万7487円前後で推移する。午前9時12分には、同181円77銭安の2万7424円69銭を付けている。きのう8日の弱い動きに加え、現地8日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が反落したこともあり、売りが先行。その後も、弱含みの動きが続いている。時間外取引で米株価指数先物は上昇しているが、反応は限られているようだ。現地8日シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比205円安の2万7395円だった。

 業種別では、中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株が下落。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も安い。メルカリ<4385.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も軟調。JR西日本<9021.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も下げている。

 個別では、サンアスタ<4053.T>、ツバキナカ<6464.T>、武蔵精密<7220.T>、ミツバ<7280.T>、ハピネット<7552.T>などが下落。半面、芝浦<6590.T>、ユーザーL<3984.T>、日医工<4541.T>、RPAH<6572.T>、北陸電工<1930.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時時点で、1ドル=131円台の半ば(8日は130円88-90銭)、1ユーロ=140円台の後半(同140円80-84銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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