【北京IPO】高級医薬中間体製造の安徽ホ一薬業が13日に公募開始、880万株発行予定

サーチナ

中国株

2023/2/13 9:16

 北京証券取引所への新規上場を目指す、安徽ホ(山+合)一薬業(430478/北京)が2月13日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。880万株を発行予定で、公募価格は12.62元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2007年に天長市禾益化学薬品有限公司として設立した民営企業で、16年株式会社化するとともに現社名となった。高級医薬中間体、原料薬および関連製品の研究開発、生産、販売を主業務としており、製品はプランルカスト、サルポグレラート塩酸塩、レスベラトロール、モサプリド、セレコキシブなどで、主に抗アレルギー、抗血栓、抗酸化、胃潰瘍、抗ウイルス、解熱鎮痛、紫外線吸収といった分野の薬品に用いられている。

 主要製品は日本、韓国を中心とする海外市場にも輸出されており、売上の30〜40%は海外向けだ。また、21年9月に浙江省杭州市に設立した子会社を通じて、医薬品受託製造(CDMO)事業も手掛けている。

 22年1〜6月期の売上構成は、抗血栓系が28.70%、抗アレルギー系が23.24%、抗酸化系が12.50%、胃潰瘍系が6.88%、抗ウイルス系が6.51%、解熱鎮痛系が6.47%、紫外線吸収剤が6.43%、CDMO事業が3.26%となっている。

 22年12月期の売上高は2億5870万元(前期比23.88%増)、親会社株主に帰属する純利益は5633万元(同69.39%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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