日経平均は17円高、SOX指数高に円安で買い先行も一巡後は伸び悩む

 15日午前10時時点の日経平均株価は前日比17円23銭高の2万7620円00銭。朝方は、買いが先行した。14日に発表された米1月CPI(消費者物価指数)の伸び率は市場予想を上回り、米国株式市場では主要3指数が高安まちまちながら、SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)が上昇。円安・ドル高も支えとなり、半導体関連株や輸出関連株などが物色され、寄り付き後まもなく2万7720円27銭(前日比117円50銭高)まで値を上げた。ただ、買いは続かず、一巡後は戻り売りや利益確定売りに伸び悩み商状となっている。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、合同鉄<5410.T>、東製鉄<5423.T>などの鉄鋼株が堅調。T&DHD<8795.T>、東京海上<8766.T>、かんぽ生命<7181.T>などの保険株や、みずほ<8411.T>、ゆうちょ銀行<7182.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も買われている。日産自<7201.T>、マツダ<7261.T>、三菱自<7211.T>などの輸送用機器株も値を上げている。野村<8604.T>、大和証G<8601.T>などの証券商品先物株も引き締まっている。

 半面、INPEX<1605.T>、K&Oエナジ<1663.T>などの鉱業株が軟調。東ガス<9531.T>、大阪ガス<9532.T>、北海道電力<9509.T>などの電気・ガス株も安い。リクルートHD<6098.T>、エムスリー<2413.T>、セコム<9735.T>などのサービス株も売られている。

 個別では、アウトソシン<2427.T>がストップ高カイ気配となり、RobotH<1435.T>、FFJ<7092.T>などが値上がり率上位。半面、ダイヤHD<6699.T>がストップ安ウリ気配となり、ソースネクス<4344.T>、エムアップH<3661.T>などが値下がり率上位。

提供:モーニングスター社

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