日経平均は165円程度高、買い先行スタート後も堅調推移=16日前場

 16日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比165円程度高い2万7667円前後で推移する。朝方は、現地15日の欧米株式が上昇した動きを受け、買い優勢スタート。午前9時16分には、同202円07銭高の2万7703円93銭を付ける場面がみられた。その後は、やや上値は重いもようだが、堅調に推移している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所清算値比180円高の2万7620円だった。取引開始前に財務省が発表した1月貿易統計(速報)によると、貿易収支は3兆4966億円の赤字で、18カ月連続の赤字となった。

 業種別では、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が上昇。凸版<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も堅調。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も上げている。

 個別では、レアジョブ<6096.T>、T&Gニーズ<4331.T>、セレス<3696.T>、M&Aキャピ<6080.T>、オプトラン<6235.T>などが上昇。半面、ダイヤHD<6699.T>、RobotH<1435.T>、イーソル<4420.T>、CYBOZU<4776.T>、FFJ<7092.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時時点で、1ドル=134円台の前半(15日は133円32-34銭)、1ユーロ=143円台の前半(同142円78-82銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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