日経平均は138円安、米金利上昇・株安で売り先行も一巡後に下げ渋る

 17日午前10時時点の日経平均株価は前日比138円34銭安の2万7558円10銭。朝方は、売りが先行した。16日に発表された米1月PPI(生産者物価指数)が市場予想を上回り、金融引き締め長期化への懸念から、米長期金利が上昇するともに米国株式が下落。この流れを受け、寄り付き直後に2万7466円61銭(前日比229円83銭安)まで値を下げた。一巡後に下げ渋り、一時2万7589円62銭(同106円82銭安)まで引き戻し、その後はもみ合い商状となっている。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が軟調。エムスリー<2413.T>、楽天グループ<4755.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株も安い。川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株や、出光興産<5019.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株もさえない。東エレク<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、太陽誘電<6976.T>などの電機株や、テルモ<4543.T>、オリンパス<7733.T>、島津製<7701.T>などの精密株も売られている。

 半面、ブリヂス<5108.T>、浜ゴム<5101.T>などのゴム製品株が堅調。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株も高く、三菱UFJ<8306.T>、千葉銀行<8331.T>、京都銀行<8369.T>などの銀行株も買われている。

 個別では、ウェルビー<6556.T>、ネットプロテ<7383.T>、TBASE<3415.T>などが値下がり率上位。半面、ADWAYS<2489.T>、フリュー<6238.T>、ビーロット<3452.T>がなどが値上がり率上位。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ