日経平均は146円安、材料難で持ち高調整売りが先行

 21日午前10時時点の日経平均株価は前日比146円62銭安の2万7385円32銭。朝方は、20日の米国株式市場が休場で手掛かり材料難のなか、持ち高調整売りが先行した。いったん持ち直し、上げに転じる場面もあったが、買いは続かず再び軟化。先物売りに下げ幅を拡大し、足元では2万7400円割れ水準で軟調に推移している。

 業種別では、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株が軟調。JR西日本<9021.T>、東急<9005.T>、SGHD<9143.T>などの陸運株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株もさえない。ファーストリテ<9983.T>、Jフロント<3086.T>、高島屋<8233.T>などの小売株も値を下げ、東エレク<8035.T>、TDK<6762.T>、京セラ<6971.T>などの電機株も売られている。

 半面、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が堅調。住友鉱<5713.T>、UACJ<5741.T>、東邦鉛<5707.T>などの非鉄金属株も高い。日本紙<3863.T>、三菱紙<3864.T>、王子HD<3861.T>などのパルプ・紙株や、東レ<3402.T>、ゴールドウイン<8111.T>などの繊維製品株も値を上げている。

 個別では、ツバキナカ<6464.T>、アクシージア<4936.T>、RSTECH<3445.T>などが値下がり率上位。半面、ソダニッカ<8158.T>がストップ高カイ気配となり、大黒天<2791.T>、TBSHD<9401.T>などが値上がり率上位。

提供:モーニングスター社

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