日経平均は126円安、米国株安を受け売り優勢

 27日午前10時時点の日経平均株価は前週末比126円93銭安の2万7326円55銭。朝方は、売り優勢で始まった。前週末24日に発表された米1月PCE(個人消費支出)物価指数の伸びが市場予想を上回り、インフレへの警戒感から、米主要株価指数が下落。この流れを受け、一時2万7292円74銭(前週末比160円74銭安)まで値を下げた。円安を支えに下げ渋る場面もあったが、戻りは限定され、その後は上値の重い動きとなっている。

 業種別では、7&iHD<3382.T>、イオン<8267.T>、ニトリHD<9843.T>、などの小売株が軟調。ソフバンG<9984.T>、トレンド<4704.T>、ネクソン<3659.T>などの情報通信株や、東電力HD<9501.T>、関西電力<9503.T>、東北電力<9506.T>などの電気・ガス株も売られている。任天堂<7974.T>、ヤマハ<7951.T>などのその他製品株も安い。住友ファーマ<4506.T>、中外薬<4519.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株も値を下げている。

 半面、日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が堅調。野村<8604.T>、大和証G<8601.T>などの証券商品先物株も引き締まり、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株も高い。

 個別では、M&Aキャピ<6080.T>、DDHD<3073.T>、ビューティガレージ<3180.T>などが値下がり率上位。半面、アイル<3854.T>がストップ高となり、アジアパイル<5288.T>、三協立山<5932.T>などが値上がり率上位。

提供:モーニングスター社

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