日経平均は33円程度高、買い先行スタート後も堅調推移=2日前場

 2日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比33円程度高い2万7550円前後で推移する。午前9時45分には、同101円27銭高の2万7617円80銭を付けている。きのう1日の堅調な動きが継続し、買い優勢スタート。現地1日の米国株式市場では、NYダウが小反発した一方、ナスダック総合指数は続落するなど、まちまちだった。通常取引終了後に決算を発表した米セールスフォースが、時間外取引で急騰。米株価指数先物が上昇していることも、日経平均の支えとなっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比45円安の2万7485円だった。

 業種別では、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が上昇。三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、MS&AD<8725.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も高い。東レ<3402.T>、TSIHD<3608.T>などの繊維株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も堅調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、7&iHD<3382.T>、ファストリテ<9983.T>などの小売株も上げている。

 個別では、安永<7271.T>、大阪チタ<5726.T>、ミライトワン<1417.T>、邦チタ<5727.T>、ツカダGH<2418.T>などが上昇。半面、日金銭<6418.T>、大幸薬品<4574.T>、ウェルビー<6556.T>、ラクーンHD<3031.T>、Vキューブ<3681.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時時点で、1ドル=136円台の前半(1日は135円92-94銭)、1ユーロ=145円台の前半(同144円62-66銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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