<相場の読み筋>3月6日
2023/3/6 7:45
前週末3日の米国株式は、NYダウが前日比387.40ドル高の3万3390.97ドルと3日続伸、ナスダック総合指数が同226.024ポイント高の1万1689.006ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億9030万株、ナスダック市場が51億1502万株だった。米2月ISM(サプライマネジメント協会)非製造業景況指数が55.1と、市場予想平均の54.5を上回った。FRB(米連邦準備制度理事会)による金融引き締め策の長期化が警戒されるなか、堅調な経済指標を好感する格好となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、メタ(旧フェイスブック)やテスラ、アップルなどが値上がり率の上位に入っている。
6日の東京株式は続伸後も、堅調な展開か。前週末3日の強い動きに加え、現地3日の欧米株式が上昇したことを受け、買い先行スタートとなろう。前週末3日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同3日の大阪取引所清算値比305円高の2万8205円となっていることから、日経平均株価も2万8000円を回復するとみられる。心理的なフシ目の回復で、株価指数先物を中心に、買い戻す動きが強まる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=135円台の後半(前週末3日は136円41-43銭)、ユーロ・円が1ユーロ=144円台の半ば(同144円74-78銭)と、やや円高方向に振れている。前週末3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、三菱UFJ<8306.T>、みずほ<8411.T>などが、同3日の東京終値に比べ高かった。
(イメージ写真提供:123RF)
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