<米国株情報>ディズニー、次期CEO候補にNBAコミッショナーのシルバー氏が浮上

株式

2023/3/7 10:11

 ウォルト・ディズニーの次期CEO(最高経営責任者)候補として、プロバスケットボール協会(NBA)のコミッショナーを務めているアダム・シルバー氏の名前が挙がっている。経済専門テレビ局フォックス・ビジネスなどが4日、関係者の話として伝えた。

 ディズニーはボブ・アイガー氏が暫定的にCEOに復帰しているが、その後任候補にはシルバー氏のほか、映画・テレビ・音楽コンテンツ制作大手キャンドル・メディアの共同創業者兼共同CEOのケビン・メイヤー氏や、ディズニーのエンターテインメント事業部門の共同会長を務めるダナ・ウォルデン氏が取りざたされている。

 シルバー氏は、アイガー氏は旧知の間柄で、NBAのコミッショナーに就任する前、NBAエンターテインメントの社長兼COO(最高執行責任者)を8年間務めていた。その関係でディズニーのスポーツ専門ケーブルテレビ「ESPN」とは密接な関係がある。

 メイヤー氏はディズニーでダイレクト・コンシューマー・プロダクツ事業部門の会長を務めたことがある。ディズニーの退社後は20年5月に中国動画共有サービス「ティックトック(TikTok)」を運営するインターネット大手バイトダンス(字節跳動)のCOOに就任したが、ティックトックが当時のトランプ政権に批判されたため、数カ月後に退社している。

 ウォルデン氏は21世紀フォックス出身。フォックス・テレビジョンのCEOなどを歴任し、ディズニーによる21世紀フォックス買収後はディズニーに移籍している。

 アイガー氏は22年11月、ボブ・チャペック前CEOの辞任(更迭)を受け、2年間の時限付きで暫定CEOに就任。今後2年間で次の成長戦略を策定し、恒久的なCEOを育成するための準備に入っている。アイガー氏は20年2月にディズニーのCEOを退任後、21年末まで取締役会長を務めていた。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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