明日の日本株の読み筋=様子見姿勢が強まりそう

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株式

2023/3/16 16:29

 17日の東京株式市場は、手がかり材料難のなか、荒い値動きが続き、週末要因も重なり、様子見姿勢が強まりそうだ。信用不安が浮上したクレディ・スイスは、スイス国立銀行から最大500億スイスフラン(約7兆1000億円)を借り入れるオプションを締結した。先行き不透明感が後退することが期待されるものの、市場では「小規模な銀行の破たんであっても、それをきっかけとして銀行に対する不安感が生じ、調整が長引く可能性もある」(中堅証券)と慎重な声が聞かれた。

 16日の日経平均株価は、前日比218円87銭安の2万7010円61銭と大幅に反落して取引を終えた。取引時間の後半には、現地16日のECB(欧州中央銀行)理事会での、金利政策変更の有無を確認したいとして、模様眺めムードが広がったようだ。3月第2週(6-10日)投資部門別売買動向(現物株)によると、金額ベースで海外投資家は1兆1275億円の売り越しで、3週連続で売り越し。個人投資家は2008億円の売り越しで、2週連続で売り越しだった。

提供:ウエルスアドバイザー社

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