特殊疾患薬局の思派健康科技、22年12月期通期決算は約20%の増収で大幅な赤字減

サーチナ

中国株

2023/3/17 11:41

 中国の医薬サービス企業、思派健康科技(00314/香港)が3月15日、2022年12月期通期の決算を発表した。前期比で20%近い増収となり、赤字額が大幅に減少した。

 同社は22年12月23日に香港メインボードに上場。腫瘍およびその他重篤な疾患の特殊医薬品の薬局、薬剤師サービス事業、治験施設支援機関(SMO)事業、中国国内150都市の病院、医師、検診機関を網羅した健康管理・保険サービス事業の3事業を展開している。

 22年12月期の売上高は41億1947万人民元で、前期の34億7393万元から18.58%増加した。事業別では特殊医薬品薬局事業が36億6180万人民元で前期比16.75%増。22年12月末までの1年間で店舗数が5店舗増えて96店舗となり、売上が増加した。SMO事業が3億1944万元で同30.46%増、健康管理・保険サービス事業が1億3822万元で同49.28%増となった。健康管理・保険サービス事業では法人顧客向け業務が好調だった。

 当期純損益は13億7176万元の赤字で、前期の37億4850万元から赤字額が63.40%減少した。売上高の増加に加え、償還請求権付き優先株の公正価値変動による損失が前期の30億4840万元から7億7530万元にまで大きく減少したことが赤字縮小の要因となった。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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