【深センIPO】低圧断路器部品の蘇州未来電器が17日に公募開始、3500万株発行予定

サーチナ

中国株

2023/3/17 11:49

 深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、蘇州未来電器(301386/深セン)が3月17日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。3500万株を発行予定で、公募価格は29.99元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2001年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。低圧断路器付属部品の研究開発、生産、販売を主業務としている。付属部品から低圧断路器のモニタリング制御、安全保護機能まで事業の開拓を進めており、低圧断路器制御のリモート化、集中化、自動化に取り組む。主な製品は気中遮断器(ACB)、配線用遮断器(MCCB)の付属部品などで、スマート電力網、スマートビル、通信基地局、軌道交通、防犯セキュリティ、分散式太陽光発電、消防などの分野で広く利用されている。

 22年1〜6月期の売上構成はACB部品が24.07%、MCCB部品が38.87%、スマートメーター用断路器などスマート端末用部品が36.20%。20年におけるACBの電動操作機構部品の中国市場シェアは13.71%、シャントトリップは13.71%、引き外し電磁石が5.54%。MCCB付属部品の中国市場シェアは61.57%となっている。

 22年12月期の売上高は4億7779万元(前期比4.12%増)、純利益は8053万元(同2.28%減)。23年1〜3月期の業績予測は、売上高が1億〜1億2000万元(前年同期比6.13〜27.35%増)、純利益が1400万〜1600万元(同0.75〜15.14%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ