【深センIPO】コイル巻線サービスの珠海科瑞思科技が17日に公募開始、1063万株発行予定

サーチナ

中国株

2023/3/17 11:53

 深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、珠海科瑞思科技(301314/深セン)が3月17日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1063万株を発行予定で、公募価格は63.78元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2005年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。自社開発の装置を用いた小型トロイダルコイル向け巻線サービスのほか、自動コイル巻線装置の販売、リースおよび電子部品全自動生産ラインの販売を主業務としている。主に通信用トランスやインダクタンスといった磁性電子部品メーカー向けに製品、サービスを提供している。

 22年1〜6月期における売上構成は、小型トロイダルコイル巻線サービスが76.01%、全自動巻線装置リースが9.97%、全自動巻線設備販売が1.35%、全自動電子部品生産ライン販売が9.49%。21年の通信用トランス向け小型トロイダルコイル巻線サービス分野における市場シェアは20%程度。また、同社の計算によれば、全自動巻線設備の中国国内市場シェアは1位となっている。

 22年12月期の売上高は3億664万元(前期比18.56%減)、純利益は1億1561万(同21.02%減)。23年1〜3月期の業績予測は、売上高が7700万〜8500万元(前年同期比10.67〜19.07%減)、純利益が2900万〜3300万元(同18.90〜28.73%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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