大成建設が、施工中の複数箇所で鉄骨建方などの精度不良が発生

株式

2023/3/17 15:31

 大成建設<1801.T>が、同社の札幌支店が施工中の「(仮称)札幌北1西5計画」(発注者:エヌ・ティ・ティ都市開発、東京都千代田区)において、鉄骨建方などの精度不良を発生させたと発表、嫌気された。

 同社によると今回、発注者からの鉄骨工事に関する指摘事項に対応するため、同社で改めて鉄骨建方精度を検証したところ、複数箇所で発注者と定めた品質基準を満たさない鉄骨建方およびスラブ厚の精度不良が発覚。施工者は施工精度を確認し、正確に工事監理者に報告する義務があるところ、同社作業所において、鉄骨精度計測値について一部実測値と異なる数値を報告していたことが判明した。是正工事は、契約で定める品質基準に則った建物を引渡しするため、地上部分の全ておよび地下部の是正対象部分を撤去したうえで再構築することを計画。工期については、当初は24年2月を竣工予定としていたが、現時点では28カ月の工期延伸が必要となり、竣工は26年6月末を見込む。

 17日の終値は、前日比360円安の4070円。

提供:ウエルスアドバイザー社

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