日経平均は162円程度安、売り一巡後は下げ渋る動きに=23日前場

 23日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比162円程度安い2万7303円前後で推移する。午前9時6分には、同290円98銭安の2万7175円63銭を付けている。きのう22日に大幅反発した反動や、現地22日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダック総合指数がともに反落したことを受け、売りが先行。その後は、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることもあり、下げ渋る動きにあるもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比250円安の2万6980円だった。

 業種別では、29業種が下落し、4業種が上昇。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が下落。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も安い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も軟調。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も弱い。一方、JAL<9201.T>やANA<9202.T>などの空運株がしっかり。

 個別では、日触媒<4114.T>、HEROZ<4382.T>、冨士ダイス<6167.T>、ダイセキS<1712.T>、島津製<7701.T>などが下落。半面、メガチップス<6875.T>、RPAH<6572.T>、コーセル<6905.T>、リクルートH<6098.T>、加藤製<6390.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時時点で、1ドル=130円台の後半(22日は132円59-61銭)、1ユーロ=142円台の半ば(同142円74-78銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ