中国電力国際発展の22年12月期通期は売上高437億元、純利益27億元

サーチナ

中国株

2023/3/27 9:25

 中国電力国際発展(02380/香港)が3月23日、2022年12月期通期決算を発表した。約20%の増収で、純利益が大幅に増加した。

 22年12月期の売上高は436億8912万人民元で前期の354億7670万元から23.15%増加した。事業別では火力発電が285億8326元(前期比28.92%増)、風力発電が52億3243万元(同30.71%増)、水力発電が46億8503万元(同12.39%減)、太陽光発電が42億9212万元(同27.14%増)、貯留エネルギーが8億9626万元(同54.63%増)。

 当期純利益は26億8533万元で、前期の6億7629万元から3.97倍となった。会社株主に帰属する純利益も26億4805万元で、2億5625万元の赤字だった前期から黒字に転換した。1株当たり純利益(EPS)は0.22元(前期は0.04元の純損失)。大幅な増益となった要因について同社は、太陽光発電の売上と営業利益が大幅に上昇したこと、新エネルギー会社の買収、火力発電企業株式の売却による利益を計上したことを挙げている。

 総発電量は1億1294万2437メガワット時で、前期に比べて7.64%増加した。総売電量は1億817万802メガワット時で同7.51%増となった。風力発電および太陽光発電のクリーンエネルギー発電キャパシティは前期に比べて3046メガワット、1984メガワット増加した一方で、火力発電のキャパシティは2760メガワット減少。全発電キャパシティに占めるクリーンエネルギーの割合64.94%となり、前期に比べて12.78ポイント上昇した。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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