日経平均は53円高、米株高で買い先行、一巡後に下げ転換の場面も

 27日午前10時時点の日経平均株価は前週末比53円52銭高の2万7438円77銭。朝方は、買いが先行した。前週末24日の米国株式市場で主要3指数が上昇した流れを受け、寄り付き直後に2万7485円77銭(前週末比100円52銭高)まで値を上げた。ただ、一巡後はいったん下げに転じた。米欧の金融システム不安への警戒感が根強く、先物売りを交えて軟化し、一時2万7359円72銭(同25円53銭安)まで弱含んだ。その後は再度プラス圏に持ち直している。

 業種別では、JR東海<9022.T>、京成<9009.T>、西武HD<9024.T>などの陸運株が堅調。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>、住友不<8830.T>などの不動産株も高い。住友ファーマ<4506.T>、エーザイ<4523.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株も買われている。任天堂<7974.T>、アシックス<7936.T>などのその他製品株も値を上げている。

 半面、三井住友<8316.T>、三菱UFJ<8306.T>、コンコルディ<7186.T>などの銀行株が軟調。HOYA<7741.T>、ノーリツ鋼<7744.T>などの精密株も安い。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株もさえず、東エレク<8035.T>、アドバンテス<6857.T>、ソニーG<6758.T>などの電機株も売られている。

 個別では、岡三<8609.T>がストップ高カイ気配となり、西華産<8061.T>、ユーザーL<3984.T>などが値上がり率上位。半面、新電元<6844.T>、ペッパー<3053.T>、JTEC<3446.T>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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