明日の日本株の読み筋=もみ合い商状か、3月期末権利取りは下支えも欧米銀行をめぐり不透明感残る

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株式

2023/3/27 16:41

 あす28日の東京株式市場は、もみ合い商状か。3月期末権利取りの動きが引き続き下支え要因として意識される。一方、欧米の銀行をめぐる問題については、「最悪の事態を回避したとは言え、なお不透明感を残しており、買い進めにくい面がある」(準大手証券)との声が聞かれた。

 27日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、2万7476円(前週末比91円高)で引けた。朝方は、前週末の米国株高を受け、買いが先行した。ただ、米欧の金融システム不安への警戒感もあって、先物売りを交え、下げに転じる場面もあった。売り一巡後は、盛り返し、一時2万7500円台を回復したが、引けにかけて一服商状となった。市場では、「2万7500円は居心地の良い水準であり、上にも下にもフレにくい」(中堅証券)との指摘があった。

提供:ウエルスアドバイザー社

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