セメント大手の中国建材、22年12月期通期は建材需要低迷で大幅な減収減益

サーチナ

中国株

2023/3/29 9:26

 中国のセメント大手・中国建材(03323/香港)が3月24日、2022年12月期通期の決算を発表し、減収減益になったことを明らかにした。

 22年12月通期の売上高は2301億6773万元で、前期の2756億1860万元から16.49%減少した。

 分野別の内訳は、セメント販売が1115億8925万元(前期比9.19%減)、コンクリート販売が361億3150万元(同28.90%減)、ガラス繊維や石膏ボード、リチウム電池隔膜、炭素繊維などの新材料販売が456億4775万元(同0.14%増)、エンジニアリング技術サービスが381億967万元(同19.34%減)、商品取引などその他事業が235億4214万元(同78.02%増)だった。

 また地域別売上では、中国が2087億3131万元(同19.29%減)、欧州が17億8483万元(同33.27%減)と減少した一方で、中東は19億5433万元(同43.73%増)、東南アジアは37億165万元(同33.81%増)、オセアニアは26億418万元(同2.47倍)、アフリカは93億4143万元(同1.97%増)、南北中米が15億8760万元(同7.44倍)、その他は13億6237万元(同56.19%増)と好調だった。

 売上高の大幅な減少に伴い、当期純利益は174億3281元と前期の257億1379万元から42.04%の大きな減少となった。会社株主に帰属する純利益は79億6158万元(同51.16%減)となり、1株あたり純利益(EPS)も0.944元と前期から0.988元減少した。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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