(再送)日経平均は164円程度安、3日続伸した反動や利益確定売りが優勢=30日前場

 30日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比164円程度安い2万7719円前後で推移する。午前9時39分には、同174円99銭安の2万7708円79銭を付けている。きのう29日は3日続伸し、現地29日の米国株式市場で、NYダウが反発、ナスダック総合指数も3日ぶりに反発したが、売り優勢でスタート。きのう29日に、大幅に3日続伸した反動や利益確定売りが優勢もようで、日経平均で250円強とみられる3月の配当権利落ち分を、埋めることはできていない状況にある。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比215円高の2万7805円だった。

 業種別では、30業種が下落し、3業種が上昇。郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落。大和証G<8601.T>、東海東京<8616.T>などの証券商品先物株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も安い。JPX<8697.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も軟調。大林組<1802.T>、清水建設<1803.T>などの建設株や、かんぽ生命<7181.T>、SOMPOH<8630.T>などの保険株も弱い。一方、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株がしっかり。

 個別では、三井松島HD<1518.T>、リソル<5261.T>、有沢製<5208.T>、原田工業<6904.T>、ライドオンH<6082.T>などが下落。半面、藤コンポ<5121.T>、エンプラス<6961.T>、YACHD<6298.T>、JDI<6740.T>、アーレスティ<5852.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時時点で、1ドル=132円台の半ば(29日は131円97-99銭)、1ユーロ=143円台の半ば(同143円02-06銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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