日経平均は266円高、欧米株高を受け買い優勢、円安も支え

 31日午前10時時点の日経平均株価は前日比266円91銭高の2万8049円84銭。取引時間中での2万8000円回復は10日(高値2万8424円24銭)以来3週間ぶり。朝方は、買い優勢で始まった。金融システム不安が一段と後退し、30日の欧米株式市場で主要株価指数が軒並み上昇。円安・ドル高も支えとなり、日経平均株価は一時2万8124円62銭(前日比341円69銭高)まで上伸した。その後は戻り売りに上値の重い動きとなっている。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が上昇。三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>、丸紅<8002.T>などの卸売株も高い。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>、ニコン<7731.T>などの精密株や、日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>、マツダ<7261.T>などの輸送用機器株も堅調。アドバンテス<6857.T>、ファナック<6954.T>、東エレク<8035.T>などの電機株も買われている。

 半面、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株が下落。東洋水産<2875.T>、ハウス食G<2810.T>、カゴメ<2811.T>などの食料品株も安い。

 個別では、都競馬<9672.T>、西日本FH<7189.T>、IRJHD<6035.T>などが値上がり率上位。半面、マルマエ<6264.T>、冨士ダイス<6167.T>、JCRファマ<4552.T>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ