日経平均は50円高と反発、アジア市場が軟調も堅調な値動き=20日後場

 20日後場の日経平均株価は、前日比50円81銭高の2万8657円57銭と反発して取引を終えた。朝方は売りが先行したものの、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ転換。その後は、手がかり材料に乏しいものの、ジリ高基調が続き、午後1時4分には、同81円17銭高の2万8694円25銭を付ける場面もみられた。午前中から時間外取引で米株価指数先物が下げるなか、中国・上海総合指数や台湾の加権指数なども軟調だったが、堅調な値動きを保って取引を終えた。午後のドル・円相場は、1ドル=134円70銭前後で推移。東証プライムの出来高は9億2255万株、売買代金は2兆2428億円。騰落銘柄数は値上がり1027銘柄、値下がり702銘柄、変わらず106銘柄だった。

 市場では「きのう1日休みを入れた格好となっているが、米企業の決算発表の本格化を前に、米景気の先行きへの警戒感もあり、積極的には買い進みにくい局面にある」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、17業種が上昇し、16業種が下落。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、イオン<8267.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株が上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、第一生命HD<8750.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株も高い。三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株や、ジャフコG<8595.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も堅調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、K&Oエナジ<1663.T>などの鉱業株が軟調だった。

 個別では、NOK<7240.T>、ポピンズ<7358.T>、DDHD<3073.T>、イーグル<6486.T>、Hamee<3134.T>などが上昇。半面、いちご<2337.T>、RPAH<6572.T>、JDI<6740.T>、RobotH<1435.T>、サニーサイド<2180.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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