<相場の読み筋>4月24日

2023/4/24 7:45

 前週末21日の米国株式は、NYダウが前日比22.34ドル高の3万3808.96ドルと4日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同12.898ポイント高の1万2072.456ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1426万株、ナスダック市場が44億8353万株だった。プロクター・アンド・ギャンブルが、取引開始前に1-3月の決算を発表。売上高が約200億ドル(約2兆6800億円)と市場予想平均の193億ドル程度を上回った。良好な決算を受け同社株が買われ、NYダウの上昇を支えた。ただ、米4月製造業PMI(購買担当者景気指数)が50.4となり、市場予想平均の49.0を上回った。FRB(米連邦準備制度理事会)による金融引き締め策の長期化が懸念され、指数の上値は限られた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アマゾン・ドットコムやギリアド・サイエンシズ、テスラなどが上昇した。

 24日の東京株式は反発後、しっかりした展開か。日経平均株価は、前週末21日に下げた反動や、現地21日の米国株式が反発したことなどから、買い優勢スタートとなりそう。ただ、11日から下値を支える格好となっていた5日移動平均線(前週末時点で2万8600円)を割り込んだことから、同線が意識される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=134円トビ台(前週末21日は133円92-94銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=147円台の前半(同146円71-75銭)と円安方向に振れている。前週末21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、日立<6501.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、同21日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同21日の大阪取引所清算値比115円高の2万8675円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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