<相場の読み筋>4月27日

2023/4/27 7:45

 26日の米国株式は、NYダウが前日比228.96ドル安の3万3301.87ドルと続落、ナスダック総合指数は同55.194ポイント高の1万1854.351ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億5341万株、ナスダック市場が50億741万株だった。引き続き、米中堅のファースト・リパブリック銀行に対する経営不透明感が意識され、金融株が軟調に推移。また、NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が大幅続落したことから、エネルギー株もさえなかった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、前日の通常取引終了後に好調な決算を発表したマイクロソフトをはじめ、エヌビディアやアドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが堅調だった。

 27日の東京株式は、弱含みの展開か。きのう26日の日経平均株価は、3日ぶりに反落。前日の弱い動きに加え、米国の金融不安が重しとなり、売り優勢のスタートになりそう。あす28日にかけ、日銀金融政策決定会合が行われることから、内容を確認したいとして、模様眺めムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=133円台の半ば(26日は133円45-47銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=147円台の半ば(同147円05-09銭)とやや円安方向にある。26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、アドバンテスト<6857.T>、ファナック<6954.T>などが、26日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比95円安の2万8315円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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