<相場の読み筋>5月1日

2023/5/1 7:45

 前週末4月28日の米国株式は、NYダウが前日比272.00ドル高の3万4098.16ドルと続伸、ナスダック総合指数が同84.346ポイント高の1万2226.584ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億6046万株、ナスダック市場が50億4219万株だった。前日27日の通常取引終了後に発表されたインテルの決算が、市場予想を上回り好感された。また、4月シカゴPMI(購買部協会景気指数)が48.6となり、市場予想平均の43.5を超えるなど、堅調な経済指標も支えに、高値圏で取引を終了した。NYダウ採用銘柄では、インテルのほか、ウォルト・ディズニーやホーム・デポなどが、値上がり率の上位に入っている。

 5月1日の東京株式は、続伸後も堅調な展開か。前週末4月28日の強い動きや、現地同28日の欧米株式が上昇したことも追い風に、取引時間中としては22年8月19日以来、8カ月半ぶりとなる2万9000円台に乗せる場面もありそう。ただ、短期的な目標達成感から、上値が重くなる動きも警戒される。為替相場は、ドル・円が1ドル=136円台の前半(前週末4月28日は135円71-74銭)、ユーロ・円が1ユーロ=150円台の前半(同149円39-43銭)と、円安方向に振れていることから、輸出関連銘柄に物色の矛先が向かいそう。4月28日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、TDK<6762.T>、東エレク<8035.T>などが、同28日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同28日の大阪取引所清算値比195円高の2万9065円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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