中国新興EVメーカーの23年4月納車実績、理想汽車は単月過去最高の2万5681台

サーチナ

中国株

2023/5/8 9:24

 中国の新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(09868/香港)、蔚来集団(09866/香港)、理想汽車(02015/香港)が、2023年4月の納車実績を発表した。

 小鵬汽車は4月に7079台を納車。前月に比べて1.10%増加した一方で、9002台だった前年同月比からは21.36%減少した。同社はフラッグシップセダンのP7の改良版であるP7iが3月に発売となり、順調に注文が増えているとした。また、最新のSUVセダンとなるG6を4月の上海モーターショーに出展、自動運転、スマート座席、超急速充電などで最新技術を採用しており、23年7〜9月期に発売する見込みとなっている。

 蔚来集団は6658台を納車。前月比では35.85%の大幅な減少となったが、前年同月比では31.21%増となった。6658台のうち、電動SUVが1713台、電動セダンが4945台だった。4月下旬より新たなテクノロジー体系「NT2.0」を採用した5人乗りフラッグシップ電動SUV「EC7」の生産、納車が本格的に始まったほか、上海モーターショーで同じくNT2.0を用いた電動SUV「ES6」を発表し、5月に納車を開始する予定だ。 このほか、新しいSUVの「ES8」を6月に納品開始するほか、既存のセダン「ET7」の改良版も5月より納品をスタートする。

 理想汽車の4月の納車台数は単月では過去最高となる2万5681台で前月から23.33%増え、前年同時期に比べて6.16倍となった。4月に納品が始まったばかりの5人乗りフラッグシップSUVの「L7」が月間1万台以上の納車を実現、最低グレード価格30万元以上のハイクラス5人乗りSUVでは中国ブランド車で初めて月間納車1万台を突破した。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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