キッセイ薬が3日ぶり反発し年初来高値、上限200万株の自己株取得枠を設定し250万株の消却も

株式

2023/5/9 15:53

 キッセイ薬品工業<4547.T>が3日ぶりに反発。200円高の2931円を付け、1日の年初来高値2776円を大きく更新した。8日引け後、自己株取得枠の設定および消却を発表し、材料視された。

 自己株取得枠は、上限200万株(自己株を除く発行済み株式数の4.34%)・60億円。取得期間は5月10日から24年3月29日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するとともに、資本効率の向上と株主還元の充実を図る。自己株の消却は、6月12日付で250万株(消却前発行済み株式数の4.83%)を消却する。

 同時に発表した24年3月期の連結業績は、売上高が745億円(前期比10.4%増)、営業損益は42億円の黒字(前期は11億2900万円の赤字)を予想。増収に加え、売上原価率、販管費の低減などを見込む。配当は、第2四半期末が41円(前期実績40円)、期末41円(同40円)の合計82円(同80円)に増額を計画。

 23年3月期決算は、売上高が674億9300万円(前期比3.2%増)、営業赤字11億2900万円(前期は14億200万円の赤字)だった。

 9日の終値は、前日比176円高の2907円。

提供:ウエルスアドバイザー社

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