<相場の読み筋>5月16日

2023/5/16 7:45

 15日の米国株式は、NYダウが前週末比47.98ドル高の3万3348.60ドルと6日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同80.466ポイント高の1万2365.209ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億680万株、ナスダック市場が40億2956万株だった。朝方発表された米5月ニューヨーク連銀製造業景気指数は、マイナス31.8となり市場予想平均のマイナス2.5を大きく下回った。先行き景気への警戒感から売りが優勢となり、NYダウは130ドルを超える下げをみせる場面もみられた。売り一巡後は、前週末まで5日続落していたこともあり、自律反発狙いの買いが優勢となり、上昇に転じた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アプライド・マテリアルズやアドビ、インテルなどが買われた。

 16日の東京株式は買い先行後、もみ合いか。日経平均は15日、大幅に3日続伸した強い動きや、現地15日の欧米株式が上昇したことも追い風に、買い優勢スタートとなりそう。ただ、買い一巡後は、直近3日間で500円強の上昇となっているだけに、短期的な過熱感を警戒し、上値が重くなる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=136円トビ台(15日は135円95-97銭)、ユーロ・円が1ユーロ=147円台の後半(同147円82-86銭)と小動き。15日のADR(米国預託証券)は円換算値で、オムロン<6645.T>、アドバンテスト<6857.T>、京セラ<6971.T>などが、15日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所清算値比200円高の2万9870円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ