【北京IPO】ディーゼル車用フィルターの広西華原過濾系統、初値は公開価格を16.03%上回る4.56元

サーチナ

中国株

2023/5/16 9:13

 ディーゼル車などのフィルターを製造する広西華原過濾系統(838837/北京)が5月15日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格3.93元に対し、初値は16.03%高い4.56元だった。終値は同37.91%高の5.42元だった。

 同社は2001年設立で、12年に株式会社化した。自動車用、非道路移動機器用フィルターや、工業用ろ過設備の研究開発、製造、販売を主業務としている。主要製品はオイルフィルター、ディーゼルフィルター、空気フィルターで、このほかガスフィルター、油圧フィルターなど計3000余りの品種を手掛け、商用車、建設機械、農業機械、エアコンプレッサー、ガスタービンなどの設備に利用されている。20〜22年の中国商用車市場における同社のオイルフィルター、ディーゼルフィルター、空気フィルターの合計シェアは2.2%程度となっている。

 22年12月期の売上高は5億457万元(前期比1.89%減)、純利益は3794万元(同11.22%減)。

 新規上場に伴い調達予定の1億2000万元(約24億円)は、約67%の8000万元をスマート製造拠点建設プロジェクトに、約17%の2000万元を研究開発センター建設プロジェクトに、約17%の2000万元を流動資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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