日経平均は480円高と連日で年初来高値、総じて堅調な展開が続く=18日後場

 18日後場の日経平均株価は、前日比480円34銭高の3万573円93銭と大幅に続伸し、連日で年初来高値を更新して取引を終えた。終値ベースで3万500円台となるのは、21年9月17日(3万500円)以来、1年8カ月ぶり。朝方から強い地合いのなか、午前9時22分には、同573円54銭高の3万667円13銭を付ける場面があった。買い一巡後は、短期的な利益を確定する動きや、過熱感が警戒され、上値を抑えられる動きがみられた。ただ、後場に入り再度3万600円台を付け、前場の高値を視界に捉えるなど、総じて堅調な展開が続いた。東証プライムの出来高は14億2633万株、売買代金は3兆8007億円。騰落銘柄数は値上がり956銘柄、値下がり808銘柄、変わらず71銘柄だった。

 市場では「先日までは内需系やPBR1倍割れ銘柄が買われていたが、足元ではグローバル製造業が物色されるなど、循環物色につながりそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、22業種が上昇し、11業種が下落。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も堅調。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株もしっかり。一方、東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株が下落した。

 個別では、クオールHD<3034.T>、芝浦<6590.T>、JCRファーマ<4552.T>、フェイスNW<3489.T>、YACHD<6298.T>などが上昇。半面、チェンジHD<3962.T>、ギフティ<4449.T>、DmMiX<7354.T>、ギークス<7060.T>、メドピア<6095.T>などが下げた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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