<相場の読み筋>5月24日

2023/5/24 7:45

 23日の米国株式は、NYダウが前日比231.07ドル安の3万3055.51ドルと3日続落、ナスダック総合指数が同160.531ポイント安の1万2560.245ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億26万株、ナスダック市場が42億4064万株だった。米債務上限問題に関し現地22日夕に、バイデン大統領と野党・共和党のマッカーシー下院議長の協議が行われたものの、物別れに終了。交渉の進展がみられず先行が不透明ななか、リスク回避姿勢が強まった。また、米5月製造業PMI(購買担当者景気指数)速報値が48.5となり、市場予想平均の50.0を下回ったことも、相場の重しとなった。NYダウ採用銘柄では、ビザやインテル、ウォルト・ディズニーなどが、値下がり率の上位に入っている。

 24日の東京株式は続落後、もみ合いか。きのう23日の日経平均株価は9日ぶりに反落。それまでの上昇が急ピッチだったこともあり、高値警戒感から弱含む動きが継続する場面も想定されるなか、落ち着きどころを探る展開となりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=138円台の半ば(23日は138円36-37銭)、ユーロ・円が1ユーロ=149円台の前半(同149円46-50銭)と小動き。また、きのうの終値形成時に、大きく下落して取引を終えたトヨタ<7203.T>の動きに注目が集まりそうだ。23日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、アドバンテスト<6857.T>、オリンパス<7733.T>などが、23日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比170円安の3万680円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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