<相場の読み筋>5月25日

2023/5/25 7:45

 24日の米国株式は、NYダウが前日比255.59ドル安の3万2799.92ドルと4日続落、ナスダック総合指数が同76.083ポイント安の1万2484.162ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億2614万株、ナスダック市場が39億1960万株だった。米債務の上限問題を巡り、野党・共和党のマッカーシー下院議長は24日、「歳出に関し隔たりが大きい」と発言。米政府との協議が長引くことが警戒され、リスク回避姿勢から売り優勢の展開となった。また、5月FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録では、一部の参加者が今後の利上げを妥当としていることが判明、早期利下げへの期待感が後退した。NYダウ採用銘柄では、スリーエム(3M)やウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、IBMなどが値下がり率の上位に入っている。

 25日の東京株式は、弱含みの展開か。日経平均株価は、きのう24日に大幅続落して取引を終了していたことや、現地24日の欧米株式が下落したこともあり、売り優勢スタートとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=139円台の前半(24日は138円64-66銭)、ユーロ・円が1ユーロ=149円台の後半(同149円50-54銭)と、円安方向に振れている。円安を背景に、輸出関連銘柄が下支えとなる場面も想定される。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、東エレク<8035.T>、三住トラスト<8309.T>などが、24日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比115円安の3万495円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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