【深センIPO】自動車用鍛造部品メーカーの蕪湖三聯鍛造、初値は公開価格を3.83%上回る29元

サーチナ

中国株

2023/5/25 9:18

 自動車用鍛造部品メーカーの蕪湖三聯鍛造(001282/深セン)が5月24日、深セン証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格27.93元に対し、初値は3.83%高い29.00元だった。終値は同7.95%高の30.15元だった。

 同社は2004年設立の民営企業で、18年に株式会社化した。自動車用鍛造部品の研究開発、製造、販売を主業務としており、主に高い機械性能と安全性能が求められる動力系統、伝動系統、ステアリング系統およびサスペンションサポート製品を手掛けている。ボッシュ、ZF、マグナ、シェフラー、ボルグワーナーなどを顧客に持ち、世界のさまざなブランドの自動車に同社の部品が使用されている。21年における中国自動車用鍛造部品市場シェアは1.02%、22年における中国自動車用ホイールベアリング市場シェアは10.27%、トラック用高圧コモンレール製品市場シェアは41.06%となっている。

 22年12月期の売上高は10億4978万元(前期比12.97%増)、純利益は9484万元(同23.75%増)、23年1〜3月期の業績予測は、売上高が2億4000万〜2億7000万元(前年同期比7.31%減〜4.28%増)、純利益が1600万〜1900万元(同6.71%減〜10.78%増)。

 新規上場に伴い調達予定の4億1536万元(約82億円)は、約51%の2億1180万元を精密鍛造生産ライン技術改良プロジェクトに、約15%の6091万元を高性能鍛造部品生産ライン生産能力拡大プロジェクトに、約15%の6264万元を研究開発センター建設プロジェクトに、約19%の8000万元を流動資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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