<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年インフレ見通しを5.71%上昇に引き下げ

新興国

2023/5/31 8:50

 ブラジル中央銀行が29日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の5.80%上昇から5.71%上昇に引き下げられた。引き下げは2週連続。1カ月前は6.05%上昇だった。24年の見通しは4.13%上昇に据え置かれた。1カ月前は4.18%上昇だった。

 また、23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の1.20%増から1.26%増に引き上げられた。引き上げは3週連続。1カ月前は1.00%増だった。24年の見通しは1.30%増に据え置かれた。1カ月前は1.41%増だった。

 23年末時点の政策金利見通しは前週予想の12.50%に据え置かれた。据え置きは6週連続。24年末時点の見通しも10.00%に据え置かれた。据え置きは15週連続。次回6月会合時点の見通しも13.75%に据え置かれた。据え置きは26週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の5.15レアルから5.11レアルに引き下げられた。引き下げは2週連続。1カ月前は5.20レアルだった。24年末時点の見通しも5.20レアルから5.17レアルに引き下げられた。1カ月前は5.25レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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