【北京IPO】製薬会社の北京星昊医薬、初値は公開価格を10.57%下回る11元

サーチナ

中国株

2023/6/1 9:09

 製薬会社の北京星昊医薬(430017/北京)が5月31日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格12.30元に対し、初値は10.57%低い11.00元だった。終値は同11.46%安の10.89元だった。

 同社は2000年設立の民営企業で、07年に株式会社化した。薬物製剤の研究開発、製造、販売を主業務とし、製薬会社や新薬開発会社向けのCMC・CMOサービス提供も手掛ける。売上構成は、自社製剤の薬品販売が92〜95%、CMC・CMOサービスが5〜7%。薬品販売は主に医療機関向けの処方薬で、ここ数年では複方消化酵素カプセルなどのOTC市場開拓にも取り組んでおり、複方消化酵素系製剤の中国市場シェアが業界1位となっている。

 22年12月期の売上高は6億737万元(前期比4.41%増)、純利益は8152万元(同16.36%増)。23年1〜3月期の売上高は1億4650万元(前年同期比36.61%増)、純利益は2037万元(同43.39%増)。

 新規上場に伴い調達予定の3億8569万元(約76億円)は、約69%の2億6474万元をイノベーション薬物産業化プラットフォーム構築に、約31%の1億2095万元を口腔内崩壊新製品の研究開発に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ