【深センIPO】太陽光・新エネ車用ケーブルの無錫鑫宏業線纜科技、初値は公開価格と同値の67.28元

サーチナ

中国株

2023/6/5 9:14

 太陽光・新エネ車用ケーブルメーカーの無錫鑫宏業線纜科技(301310/深セン)が6月2日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格67.28元に対し初値は同値の67.28元だった。終値は同2.26%安の65.76元だった。

 同社は2004年設立の民営企業で、19年に株式会社化した。太陽光発電ケーブル、新エネルギー車ケーブル、工業ケーブルなど特殊ケーブルの研究開発、生産、販売を主業務とする。太陽光パネルや新エネ車のほか、充電設備、エネルギー貯留設備、工業用制御設備に利用されている。BYD、吉利汽車、上海汽車、一汽集団や新興EVメーカーなど中国の多くの自動車メーカーや、晶科能源、寧徳時代など著名な太陽光発電、自動車用バッテリーメーカーを顧客に持つ。22年における太陽光発電ケーブル世界市場シェアは7.30%、新エネ車ケーブル世界市場シェアは12.60%。

 22年12月期の売上高は18億827万元(前期比48.39%増)、純利益は1億4476万元(同35.22%増)。23年1〜3月期の売上高は4億2125万元(前年同期比14.92%増)、純利益は3582万元(同25.57%増)。

 新規上場に伴い調達予定の4億4600万元(約88億円)は、約59%の2億6300万元を新エネ特殊ケーブルスマート化製造センタープロジェクトに、約30%の1億3300万元を新エネ特殊ケーブル研究開発センターおよび情報化プロジェクトに、約11%の5000万元を流動資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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