<米国株情報>ニコラ、株主総会で株式発行上限引き上げに賛成が過半数達せず―7月に改めて投票

株式

2023/6/9 10:08

 電動トラックメーカーのニコラ<NKLA>は7日の株主総会で、株式追加発行に必要な株式発行上限の引き上げ案が過半数の賛成を得られなかった。このため、7月6日に改めて総会を開催し、発行上限の引き上げ案の再投票を行うことを明らかにした。

 ニコラは株価が1ドルを割り込み、ナスダックから上場廃止になる恐れがあると警告を受けている。ニコラは上場廃止を回避するための株価引き上げ策のひとつとして、株式併合を検討しているが、事業継続のための資金調達を優先し、発行上限の引き上げを提案している。ニコラの3月末時点の現金および現金同等物は約2億ドルにとどまっている。

 今回の総会で株式併合について投票は行われなかったが、ニコラのマイケル・ローシェラーCEO(最高経営責任者)は株式併合が必要との認識を示しており、市場も上場を維持するためにいずれは株式併合が必要になるとみている。

 8日の株価は前日比3.37%高の0.61ドルと続伸したが、終値では4月12日以降、41営業日連続で1ドル割れが続いている。ナスダックの上場廃止基準では、30日営業日連続で1ドルを割り込むと警告が発せられ、今後6カ月以内に少なくとも10営業日連続で1ドル台に回復しなければ上場廃止になる。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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