<米国株情報>エヌビディア、英アームのIPOでアンカー投資家交渉

株式

2023/7/13 10:19

 グラフィック・プロセッサ(GPU)大手エヌビディア<NVDA>はAI(人工知能)を軸とした成長戦略の一環として、ソフトバンクグループ<9984.T>傘下の英半導体設計大手アーム・ホールディングスのIPO(株式公開)時にアームの株式を取得し、主要株主となるもようだ。英紙フィナンシャル・タイムズが11日、関係者の話として伝えた。

 アームはエヌビディアがアンカー投資家(大口出資者)になることを望んでいるが、現在、エヌビディアはアームの企業価値を350億-400億ドルと試算する一方で、アームは約800億ドルと試算し、調整が必要になっている。

 また、半導体最大手インテル<INTC>もエヌビディアと同様、アームの主要株主を目指して株式取得に名乗りを上げると見られている。アームへの投資では、通信用半導体大手クアルコム<QCOM>のクリスティアーノ・アモンCEO(最高経営責任者)も22年5月にフィナンシャル・タイムズのインタビューで、他の投資家とともに、アーム株の一部を取得したい考えを示している。

 エヌビディアは20年にアームを400億ドル(現在価値は660億ドル)で買収することでソフバンGと合意した。ただ、21年に独占禁止法当局のFTC(米連邦取引委員会)が買収を差し止める訴訟を起こしたほか、EU(欧州連合)当局なども難色を示したため、計画を断念している。

 アームは早ければ9月にもニューヨーク市場でIPOを実施する予定。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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