<相場の読み筋>9月11日

2023/9/11 7:45

 前週末8日の米国株式は、NYダウが前日比75.86ドル高の3万4576.59ドルと続伸、ナスダック総合指数が同12.694ポイント高の1万3761.526ポイントと5日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億4042万株、ナスダック市場が39億7740万株だった。週末要因や13日に発表する米8月CPI(消費者物価指数)を前に、積極的な売買は限られた。一方、NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)が反発し、中心限月としては10カ月ぶりの高値となったことから、インフレ懸念が台頭し、上げ幅を縮小する場面もみられた。NYダウ採用銘柄では、アムジェンやマイクロソフト、ウォルト・ディズニーなどが、値上がり率の上位に入っている。

 11日の東京株式は反発後、もみ合いとなりそう。日経平均株価は前週末に大幅続落した反動や、現地8日の欧米株式が上昇した動きなどから、買い優勢スタートが見込まれる。ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りが控えていることも見込まれ、上値が重くなる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=146円台の後半(前週末8日は147円38-41銭)、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の半ば(同157円82-86銭)と、やや円高方向にある。前週末8日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、コマツ<6301.T>、キーエンス<6861.T>などが、同8日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物12月限の円建て清算値は、同8日の大阪取引所清算値比100円高の3万2520円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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