<相場の読み筋>9月12日

2023/9/12 7:45

 11日の米国株式は、NYダウが前週末比87.13ドル高の3万4663.72ドルと3日続伸、ナスダック総合指数が同156.368ポイント高の1万3917.894ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億7684万株、ナスダック市場が62億4279万株だった。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、FRB(米連邦準備制度理事会)が、利上げに対し「慎重になりつつある」と報道。積極的な利上げに対する警戒感が後退し、景気敏感株が物色された。ただ、13日に米8月CPI(消費者物価指数)の発表を控えることから、上値追いは限られた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやクアルコム、アマゾン・ドット・コムなどが買われた。

 12日の東京株式は反発後、堅調な展開か。日経平均株価は3日続落した反動や、現地11日の欧米株式が上昇したことから、買い優勢スタートが見込まれる。ただ、国内長期金利の上昇が警戒されるなか、買い手がかりに乏しいこともあり、上値が重くなる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=146円台の半ば(11日は146円19-20銭)、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の半ば(同156円79-83銭)と、やや円安方向に振れている。11日のADR(米国預託証券)は円換算値で、楽天グループ<4755.T>、日本製鉄<5401.T>、パナソニック<6752.T>などが、11日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比155円高の3万2435円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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