<米国株情報>GM傘下クルーズ、フォークト氏がCEO辞任―無人タクシーによる事故が理由か

株式

2023/11/21 10:28

 自動車大手ゼネラル・モーターズ<GM>傘下の自動運転車開発ベンチャーであるクルーズ・オートメーションの創業者であるカイル・フォークト氏が19日夜、同社のCEO(最高経営責任者)を辞任したと明らかにした。

 クルーズも19日夜にフォークト氏の辞任を承認したと発表。その上で、モー・エルシェナウィ氏(エンジニアリング担当執行副社長)を社長兼CTO(最高技術責任者)、クレイグ・グライデンCAO(最高総務責任者)を共同社長、GMのジョン・マクニール取締役を取締役副会長に、それぞれ指名したことを明らかにした。

 フォークト氏は今回の辞任の理由を明らかにしていないが、市場では10月初めに発生したクルーズの無人タクシーによる事故が影響しているのではないかとみている。同氏は辞任発表の前日に従業員向けの社内メールで最近の無人タクシーが起こした不祥事について謝罪している。

 クルーズの無人タクシーは10月初めにサンフランシスコ市内で他の自動車に跳ねられた歩行者1人をさらに跳ね、約20フィート(約6メートル)引きずり、重傷を負わせた人身事故を起こしていた。クルーズは10月26日に無人運転を一時停止。11月8日には全国で約950台のロボタクシーのリコール(無償回収・修理)を発表し、搭載されているAVソフト(衝突検出サブシステム)の分析と改善に取り組んでいる。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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