香港前場:ハンセン1.5%安で3日続落、上海総合は0.02%下落

サーチナ

中国株

2024/6/12 15:02

 12日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比263.24ポイント(1.45%)安の17913.10ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が99.55ポイント(1.54%)安の6352.51ポイントと3日続落した。売買代金は627億8330万香港ドルに縮小している(11日の前場は807億4770万香港ドル)。

 投資家の慎重スタンスが強まる流れ。中国と西側諸国の対立が警戒されている。欧州メディアによると、欧州連合(EU)は今週中にも中国製EV(電気自動車)に対する追徴課税を課す見通し。それより先、トルコ政府は8日、中国製の輸入自動車に追徴課税すると発表している。そのほか、13日閉幕する主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)では、中国の過剰生産に懸念を表明する方向だ。

 米国の金利や物価動向も気がかり。米国では12日(日本時間12日夜)に、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果、同日(日本時間13日未明)に5月の米消費者物価指数(CPI)が発表される予定だ。FOMCでは金利据え置きが決定されるとの見方がコンセンサス。メンバーによる金利見通しや、パウエル米連邦準備理事会(FRB)の記者会見が注目される。(亜州リサーチ編集部)

 一方、寄り付き直後に公表された5月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)の上昇率が前年同月比プラス0.3%(予想はプラス0.4%)、生産者物価指数(PPI)がマイナス1.4%(同マイナス1.5%)という結果だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、中国スポーツ用品大手の李寧(2331/HK)と医療サービス企業の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス:241/HK)がそろって6.1%安、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が5.5%安と下げが目立った。

 セクター別では、EVが安い。蔚来集団(9866/HK)が7.9%、小鵬汽車(9868/HK)が4.7%、理想汽車(2015/HK)が3.4%、比亜迪(BYD:1211/HK)が3.1%ずつ下落した。

 半導体セクターもさえない。上記したSMICのほか、晶門半導体(2878/HK)が6.8%安、華虹半導体(1347/HK)が3.5%安、ASMPT(522/HK)が3.4%安で前場取引を終えた。

 半面、スマートフォン部材・組立の銘柄群は高い。高偉電子(1415/HK)が1.7%、丘タイ科技(1478/HK)が4.5%、瑞声科技HD(2018/HK)が6.1%、比亜迪電子(BYD電子:285/HK)が4.0%、富智康集団(2038/HK)が3.8%ずつ上昇した。AIスマホの拡大が期待される。アップルは次期基本ソフト(OS)に新しい生成人工知能(AI)機能を組み込むと発表し、アナリストは将来性を評価している。アップル株は昨夜の米株市場で7.3%上昇し、上場来高値を更新した。

 一方、本土マーケットは小幅に続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.02%安の3027.41ポイントで前場の取引を終了した。銀行・保険株が安い。不動産株、海運株、半導体株なども売られた。半面、エネルギー株は高い。消費関連株、素材株、空運株も買われた。

(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)(写真:123RF)

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