香港大引:ハンセン2.9%高で4日ぶり反発、レノボ9.0%上昇

サーチナ

中国株

2024/6/19 17:54

 19日の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比514.84ポイント(2.87%)高の18430.39ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が219.67ポイント(3.45%)高の6587.77ポイントと4日ぶりに反発した。ハンセン指数は約2週ぶりの高値水準を回復している。売買代金は1127億5840万香港ドルに拡大した(18日は923億4230万香港ドル)。

 米利下げ期待が投資家心理を上向かせる流れ。5月の米小売売上高が下振れる中、景気を支えるため、米連邦準備理事会(FRB)が9月に前倒しで利下げするとの観測が強まった。昨夜の米債券市場では米10年債利回りが低下。金融政策で米国に追随する香港でも、域内金利が低下すると期待されている。また、「国家隊」と呼ばれる中国政府系投資会社がETF(上場投資信託)を通じ、香港株に投資したことが判明。指数は引けにかけて一段高となった。(亜州リサーチ編集部)

 ハンセン指数の構成銘柄では、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(レノボ:992/HK)が9.0%高、スマートフォン大手の小米集団(シャオミ:1810/HK)が6.3%高、石油生産大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が5.8%高と上げが目立った。レノボと小米集団はそれぞれ、インターネット通販セール「618」の販売好調が好感されている。

 セクター別では、石油関連が高い。上記した中国海洋石油のほか、業界大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が4.5%、中国石油化工(386/HK)が3.4%、原油掘削の中海油田服務(2883/HK)が4.8%ずつ上昇した。原油高が手がかり。昨夜のWTI原油先物は1.5%高と続伸し、一時、4月末以来の高値を回復した。原油需要の持ち直し、中東地域の地政学リスクなどが意識されている。

 産金・非鉄セクターもしっかり。招金鉱業(1818/HK)が4.4%高、霊宝黄金(3330/HK)と中国黄金国際資源(2099/HK)がそろって4.5%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.1%高、江西銅業(358/HK)が3.6%高で引けた。昨夜の金先物が反発している。19日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、銅など主要な商品がが高く推移し、その関連銘柄として注目された。

 中国の銀行・保険セクターも物色される。招商銀行(3968/HK)が4.4%高、中国工商銀行(1398/HK)と中国建設銀行(939/HK)がそろって3.6%高、中国人寿保険(2628/HK)が4.1%高、中国平安保険(2318/HK)が3.9%高で取引を終えた。

 自動車セクターも買われる。小鵬汽車(9868/HK)が5.3%高、長城汽車(2333/HK)が4.8%高、理想汽車(2015/HK)と吉利汽車HD(175/HK)がそろって3.9%高と値を上げた。

 一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.40%安の3018.05ポイントで取引を終了した。ハイテク株が安い。医薬株、不動産株、インフラ関連株、公益株、運輸株なども売られた。半面、銀行株は高い。エネルギー株、産金株、非鉄株も買われた。

(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)(写真:123RF)

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